「カメラを止めるな!」というゾンビ映画がSNSを通して話題となっています。インディーズ映画で、監督もキャストもほとんど無名のこの映画が全国へ広がりを見せている理由はなんなのでしょうか?今回は爆発的な広がりをみせている「カメラを止めるな!」について調べてみたので、早速見ていきましょう!
たった2館の上映から全国へ!
2018年6月24日に都内の映画館2館にて上映された映画、「カメラを止めるな!」は毎日のように満席となり、その上映館数をどんどん増やしています。
2017年11月 初お披露目となった6日間限定の先行上映では、たちまち口コミが拡がり、レイトショーにも関わらず連日午前中にチケットがソールドアウト。最終日には長蛇の列ができ、オープンから5分で札止めとなる異常事態となった。イベント上映が終わるやいなや公開を望む声が殺到。この度、満を持して都内2館同発での劇場公開が決定した。
参照:http://kametome.net/introduction.html
さらに、8月には全国100館以上の上映も決まっていてその勢いはとどまることなく拡大しています。
「カメラを止めるな!」を制作した監督上田慎一郎氏は、なんと、今回の作品が劇場用長編デビュー作とのこと!
同作品には有名な俳優さんは出演しておらず、全員が無名で制作予算も300万円のインディーズ映画にも関わらずなぜこんなにも人気が拡大し続けているのでしょうか?
有名人も絶賛!リピーターも相次ぐ!
友達にテレビかディスク化したら見るわって言われたんだけど、
違う!
違うんだよ!あれは劇場で観て、
みんなで爆笑して、
なんだか劇場が一体化して、
最後拍手で終わるまでがワンセット。
だから劇場で観て欲しいんだ!!#カメラを止めるな!#カメ止め— ちろりん (@chirojean_5) 2018年7月29日
カメラを止めるな!人生でこんなに映画館で見て良かったと思う作品はないよ! いつもは地元のシネコンでお客もまばらな館内、笑う映画でも控え目なクスクス程度。それがどうだ満席、笑いが沸き起こる館内。衝撃的だったね平成最後の夏にとんでもない経験が出来た!#カメラを止めるな #ポンデミック
— snowman (@solsoro74) 2018年7月29日
「カメラを止めるな!」が人気、拡大している最大の理由が口コミです。観た人がとにかく大絶賛していて、観たくなる欲求を刺激します。
また、俳優の斎藤工さんやHKT48の指原莉乃さんらがSNSで絶賛していたり、観た人が何回も観た上で「情報を入れないで観てほしい」と口をそろえているため、観たくなる人が急増しているようです。
カメラを止めるな!
の名キャッチコピー
「最後まで席を立つな。この映画は二度はじまる。」これに
「そして帰宅後、はじまる三度目は永遠に終わらない」
って下の句を加えたい。観終わって一週間、検索が止まらない。#カメラを止めるな#カメ止め#軽度感染中
— fineman@カメラを止めるな感染中 (@nobooknolife33) 2018年7月30日
ミーハーしてきました😋評判が良すぎて自分の中でかなり期待値上がってたのですが、とーっても面白かったです。さっしーの言う通り、細かいこと調べずに行ってよかった!もう1回観たいなぁ👀 #カメラを止めるな #最高かよ pic.twitter.com/2BKfuz8nRN
— 森保まどか (@madoka_726_hkt) 2018年7月25日
観た人が誰かに観てもらいたいと思える映画
「カメラを止めるな!」のさらなる人気の理由が、「誰かとこの映画を共有したい」と思えるところにあります。
今夜、池袋ロサ、『カメラを止めるな!』一緒に行ける方いらっしゃいませんか?
いつもなら映画は一人で行くのが好きのんですけど、この作品は誰かと共有したくて。#カメラを止めるな!#池袋シネマロサ
— 田舎暮らしのゆりこ (@5AW8bcAK0p5W3Ww) 2018年7月31日
カメラを止めるな!
(ONE CUT OF THE DEAD) がモントリオールに!
やばかった!会場の人と手を叩いて笑ってた!面白かったー!誰かとお家で一緒に見たい映画だ!ブラボー!👏#カメラを止めるな #onecutofthedead pic.twitter.com/ZN4E4EPyym— つっちー (@Uuyake) 2018年7月30日
このように、劇場内でお客さんが一体となって楽しめるところが「誰かと共有をしたい」という欲求につながっていて、観た人がさらに人を呼ぶといった現象が起きています。
まとめ
現在も上映館を増やし続けている「カメラを止めるな!」。無名の方々が低予算にも関わらず、情熱と愛情を全力をもって作り上げた渾身の作品は、日本だけでなく世界でも注目されようとしています。
観た人全員がその感情を誰かに伝えたくてウズウズしてしまう作品とは、今までに一体どれほどあったでしょうか?
何回でも観たくなる中毒性と、パンデミック的な人気に世界中がゾンビ化する日も近いかもしれません。